永井孝尚の『これ、いったい どうやったら 売れるんですか?』身近な疑問からはじめるマーケティング

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本当にわかりやすい、目から鱗のマーケティングの本です。もっと早く、このようなマーケティングの本があったら、と残念に思っている。

営業の方はもちろん、技術、商品開発の方にも絶対おすすめです。営業戦略、商品開発などの会議で、冴えた意見を述べることができること間違いなしです。

『これ、いったい どうやったら 売れるんですか?』:永井孝尚

「バリュープロポジション」、「ブルーオーシャン戦略」、「顧客」、「ブランド」、「商品戦略」、「顧客開発」、「価格戦略」、「チャネル戦略」、「ランチェスター戦略」、「プロモーション戦略」、「マーケティングミックス(4P)]「インベーター理論」、「キャズム理論」「マイケイル・ポーター5つの力」、「競争戦略」

などのマーケティング用語を、身近な実例のなかに織り込んで、わかりやすく説明している。

本の「はじめに」の一部を引用します。

ビジネスの世界には、2種類の人がいます。
一生懸命頑張っているのに、なかなか商品が売れない人。

そして、あまり頑張っている感じはしないのに、なぜか商品が売れている人です。
ただ残念なことに、マーケティングを知らずに、ムダな努力をしている人が、世の中には非常に多いのです。

マーケティングで本当に必要なことは、子供でもわかるシンプルでわかりやすいもので、決して難しくはありません。

私は、ムダな努力をしきた人に入るようです。

1章と2章概要です。

第1章:腕時計をする人が少ないのに、なぜ腕時計のCMが増えているのか?ー「バリュープロポジション」と「ブルーオーシャン戦略」

腕時計が正確であることは「コモディティ化」している。正確な時間を知るのはスマホで十分。

ある企業が提供できる、お客が欲しい時計は?、そして他者と競合していない。これが「ヴァリュープロモーション、それらの時計は「ジョッギング専用時計」、「登山専用時計」、「GPSソラー腕時計」

牛丼業界は「コモディティ化」して、多くのサメが獲物に群がっている血に染まった海「レドオーシャン」、ライバルがいない海を見つける必要がある。これが「ブルーオーシャン戦略」、未開拓の市場。

第2章:人はベンツを買った後 どうしてベンツの広告を見てしまうのかー「顧客」と「ブランド」

ベンツなど高価なものを買った人は、「いいですよ」と人に言いながら、実は内心少し不安で、買った後でも広告や、カタログなどを見てしまう。

だから売る側は、「やっぱり買ってよかった」と不安が解消されるフォローが大切だ。ベンツは、アフターケアをキッチリ行い、メルセディスの継続的なファンをつくることに成功している。

新規客が、リピーター、ひいき客、ブランド信者となる。顧客ロイヤリティが高い顧客は莫大な利益を企業にもたらしてくれる。

さらにベンツは、「成功した人の高級ベンツ」から、「いつか成功したい人が乗る車、新世代エコカー」と、敷居を下げて客層を拡げている。このひと達がベンツブランド信者になり顧客ロイヤリティを持てるような、サポートをしている。

私は、忘れないないように、Mind Mapping Softを使ってまとめいます。

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この後の章が、また面白いのです。

第3章:雪の北海道でマンゴー育てるー「商品戦略」と「顧客開発」

第4章:あの行列のプリン屋が赤字の理由ー「価格戦略」

第5章:なぜセブンの隣にセブンがあるのか?ー「チャネル戦略」、「ランチェスター戦略」

第6章:女性の太った財布には、何が入っているのかー「プロモーション戦略」、「マーケティングミックス(4P)]

第7章:きゃりーぱみゅぱみゅは、なぜプレークしたのか?ー「インベーター理論」と「キャズム理論」

第8章:古本屋がふつうの本屋より儲かる理由ー「マイケイル・ポーター5つの力」と「競争戦略」

10月が初版です。本屋で購入できます。”物を売ることにかかわっている人”、そうでない人にもおすすめです。

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