『佐賀のがばいばあちゃん』の中国版を読んで

『佐賀のがばいばあちゃん』の中国語翻訳版『佐贺的超级阿嬷』

『佐贺的超级阿嬷』は300万部以上の大ベストセラーになった漫才師B&Bの島田洋七の『佐賀のがばいばあちゃん』の中国語翻訳版です。日本語版は読んでないが、きっと漫才師らしい文体なのだろう、中国語のリズムに合っているように思う。
『佐賀のがばいばあちゃん』と黒柳徹子の『窓際のととちゃん』は中国の小学校中高学年の推薦図書になっているそうだ。だからと言って私がスラスラ読めるわけではないが、ストーリーの背景の昭和30年代は、島田洋七と同世代の私には年の功で読み進める。

父が原爆病は原爆病で亡くなってから母は広島で小料理屋を始めるが、幼い島田洋七を十分に面倒見れなく、佐賀のばあちゃんに預ける。物語は祖母と小学2年生から中学卒業まで暮らした生活、学校生活について書かれている。貧乏が当たり前のような時代だったが、祖母との生活はさらにその下の貧乏生活だった。

物語は「背后被推了一把」(背中をぐいと押された)から始まる。佐賀から訪れていたおばさんが帰るとき、洋七はいい洋服を着せられて母と広島駅まで見送りに行く。

"咚"的一声,我踉跄地向前一朴。
当然,就算是很早以前,开车铃也不会是"咚",更把人向前進。本来还依偎在母亲怀里的我,回头一看一一一
捶我的竟然是母亲!
妈妈,你干吗啊?"
说说时,找已经人在火车了。紧接着,车门像接收到信号一般,倏地关上。火车冒着黑黑的蒸气,缓缓开动了。
当然,我还在车上。
“是妈妈推我的。”
隔着车窗,我看见母亲哭了

ドンという音、僕はよろけるように前に踏み出した。——信じられない押したのは母だった。同時にドアが閉まり、汽車は動き出した。当然僕は車内だった。僕を押したの母さんだ。汽車の窓を通して、母が泣いているのが見えた。

次の章が「从贫穷到贫穷」(貧乏から貧乏へ)で、佐賀の祖母との貧乏な生活が始まる。「我々の祖先は代々皆貧乏だった」と胸を張って話す祖母の貧乏生活は筋金入りだった。しかしそこには悲愴感がなくユーモアがある。島田洋七が漫才師と成功したのは、頭の回転が速い祖母が原点ではないだろうか。貧乏人が貧乏人に同情し、そして助け合う。いい時代だったのかもしれない。

中国語を読むときは、1度目は理解度が低くても最後まで速く読み切り読了した満足感を得る。再読は少しゆっくり読んでいる。例えば動詞に注目して読もうとか、接続詞に注目して読もうとか学習の目的を決めて読んでいる。

面白いので、数ヶ月後にもう一度読んでみたい。

この本は神保町の東方書店で買った。Amazonでも中古本は手に入る台湾版なので繁体字でしょう。

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