映画『GEOSTORM』
想像を絶する大災害の勃発に人類は滅亡の危機に直面する。文句無く面白いSF映画でした。しかし面白いだけではありません。いま誰もが変化と一抹の不安を感じている気象異変がたどり着く未来がテーマです。勉強になりました。
ちょっと温暖化について
テレビの天気予報では「観測史上始まって以来の記録的な…」が、日常的になっている。温暖化現象に否定的な意見を持っていた人たちも、認めざる得ない気象の変化が起こっている。
地球上のすべての事象は、太陽からのエネルギーで成り立っている。太陽から地球に入力されるエネルギーと、地球から宇宙に放射するエネルギーが、バランスして地球の温度の平衡が維持されている。しかしその平衡温度が高くなっている。太陽から放射される赤外線の波長は短いので大気中二酸化炭素に吸収されず地球に到達する。しかし地球から宇宙に放射される赤外線の波長は長く二酸化炭素に吸収される。つまり二酸化炭素が大気中に増加するとビニルハウスのビニルのような働きをする。これが温暖化現象です。
では、このまま温暖化が進むと、局地的に大きな災害が増えるなど、ゆっくりと比例的に気象は変化するのでしょうか。
あるレベル超えた時、突然、この映画のGEOSTORMのような地球規模の大異変が起こらないのでしょうか。
映画『GEOSTORM』
地球の温暖化が進み、大洪水、寒波、熱波などStormがStormを連鎖する「GEOSTORM」の発生で人類が滅亡する危機にあった。この深刻な事態に世界は協力して「気象コントロール衛星」を開発してStormを封じ込めた。母艦の宇宙センターが数百の衛星を完全にコントールしている、ところが、ある日突然衛星が暴走し始め、世界各地で想像を絶する巨大災害が次々勃発する。東京も例外ではなく、早々と大寒波に襲われ壊滅する….
衛星暴走の原因は? 「気象を支配する」政治権力の陰謀….地球壊滅の危機にある。そして勇気ある科学者が立ち上がる。