中国語の歌で勉強: 中国の11才の少女、汤晶锦が歌う【酒干倘卖无】に魅せられて

中国の11才の少女、汤晶锦が歌う【酒干倘卖无】に魅せられて

YouTubeで中国の歌番組、特に素人がスターを目指して競う歌番組が好きで、時々見ている。そんななかで、11才の可愛い少女が歌う【酒干倘卖无】に魅了されてしまった。上手です。

(YouTubeのスクリーンショット)

YouTubeのリンク【酒干倘卖无】

【酒干倘卖无】は映画《搭错车》の主題歌

でも初めて聴く曲で、酒干倘卖无の意味がわからない。それで百度で調べてみた。【酒干倘卖无】は、1983年の香港映画《搭错车》の主題歌でした。検索するとその映画もYouTubeで観ることができる。歌詞を理解するために英語の字幕付きの映画を観ることにした。

(YouTubeのスクリーンショット)

YouTubeのリンク映画《搭错车》

私のあらすじ

老退役軍人の哑叔と捨て子の物語です。哑叔は酒の空き瓶を買って転売する廃品回収で生計を立てていた。そのときのかけ声が「酒干倘卖无」(方言)で、「有酒瓶子要卖吗?」(売る酒びんあるかね?)に意味らしい。
1958年のある冬の夜、哑叔は上流社会の居住区で捨てられていたの女の子の赤ちゃんを見つけ連れて帰る。子供が欲しかった哑叔は、その女の子を我が子のように育てる。子供の名前は阿美。長屋のような家で近所おばさん、おじさんも阿美を世話し可愛がってくれ、男の子たちも妹のように可愛がり、いじめから守ってくれた。阿美は貧乏ながらもすくすく育ち、美しい少女になった。
中学校を卒業し、好きな歌をクラブで歌い哑叔の助けになろうとする。そのクラブで青年作曲家と知り合い、恋人のような関係になり、二人でクラブで歌い始める。
ある夜、クラブを訪れた大物プロデューサーにスカウトされ、阿美はそのプロヂューサーの元で大々的しデビューし、あっと言うまに人気歌手になった。一方、プロデューサーは阿美の貧しい生い立ちを隠し、上流社会のお嬢さん育ちのイメージを作り上げようとした。阿美の真の望みは自分の人気ではなくて、ただ育ててくれた哑叔に恩返しをしたかっただけだった。しかし家に帰ることもできず、彼女の思いとは逆に哑叔と疎遠になっていった。恋人だった青年作曲家も彼女に迷惑かけまいと去って行った。
彼女が忙しくコンサートでツアーしている間に、彼女が育った家の周りには次から次と不幸が起こっていた。育った街が火災になり、彼女が芸能界に入ることを強く反対していた兄のよう男性が、強制立ち退きの警官と争い亡くなった。
そして彼女の活躍を静かに見守っていてくれた哑叔が、彼女のコンサートをテレビで見ていた時に倒れ病院に搬送される。近所のおばさんがコンサート中に彼女に知らせ、コンサートの途中で病院に駆けつけるが間に合わなかった、哑叔は亡くなった。
コンサート会場に戻った阿美は、かつての恋他人の作曲家が作詞作曲して、数日前に彼女に届けた歌『酒干倘卖无』を歌う。

『酒干倘卖无』の歌詞

映画のストーリーに沿った歌詞ですね。

酒干倘卖无
多么熟悉的声音 陪我多少年风和雨
从来不需要想起 永远也不会忘记
没有天哪有地 没有地哪有家
没有家哪有你 没有你哪有我
假如你不曾养育我 给我温暖的生活
假如你不曾保护我 我的命运将会是什么
是你抚养我长大 陪我说第一句话
是你给我一个家
虽然你不能开口说一句话
却更能明白人世间的黑白与真假
虽然你不会表达你的真情
却付出了热忱的生命
远处传来你多么熟悉的声音
让我想起你多么慈祥的心灵
什么时候你再回到我身旁
让我再和你一起
酒干倘卖无—–

私の翻訳(勉強のための翻訳です)

“売る酒瓶持ってるかね?”
なんと聞き慣れた声だろう いつも私と共にあった
思い出そうとする必要などない 永遠に忘れることはない
天がなっかたら地はあっただろうか 地がなかったら家があっただろうか
家がなかったらあなたはいただろうか あなたがいなかったら私はいただろうか
もしもあなたが私を育て 暖かい生活を与えてくれなかったら
もしもあなたが私を保護してくれなかったら 私の運命はどうなっていただろう
私を育て成長させてくれたのはあなた 私が初めて言葉を話したとき側にいた
私に家を与えたくれたのはあなた 一緒に生活してくれた
あなたは語らないけど 人の世の黒白と真偽を知っていた
あなた自分の真情を表さなかったけど 生きる熱意がほとばしっていた
遠くから伝わって来るあなたの聞きなれた声が
あなたの優しい心を思い出させる
いつかあなたが再び私の側に帰って来た時
一緒に歌おう
酒干倘卖无 —-

映画の題名が何故《搭错车》なのかはわからなかった。

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