『ひとりぼっちを笑うな』:蛭子能収
会社でよく「人間関係、人間関係」と人間関係が一番大事と群れたがる人がいる。私はそんな人は好きになれなかった。そして、そんな人たちは私より早く会社を去っていった。もちろん人とのコミュニケーションは大切である。しかしレベルが低い人間関係は生産性が悪く、ストレスになるだけです。
そうかと言って普通の人が蛭子能収のような自然体で”ひとりぼっち”を楽しむことは簡単ではないでしょう。でも蛭子さんの言葉には、内向的でひとりになりがちな人、頑張り過ぎて少し疲れている人の心を軽くするヒントがたくさんある。
本の”はじめに”の一部を引用します。
—さらにこんなことを言われました。「みんな、本当は蛭子さんみたいに、自分勝手、自由気まま間振る舞いたいんですよ」と。僕としては、相当いろいろ気を遣っているつもりなので…「自分勝手」にやっているつもりはないのですが、「僕みたいに振る舞いたい」という人がいるのは、ちょっと衝撃的でした。長いこと、そんなことは考えたこともなかった。でも、いまの世の中、たくさんのことを我慢して、とても窮屈に感じている人が多くなっているのかもしれない。—僕は昔からひとりぼっちでいることが多かったし、友だちみたいな人もまったくいませんが、それがどうしたというのでしょう?ひとりぼっちで何が悪いのだろう?というか、むしろ「ひとりでいることの」のよさについて、みんながもっと知ってもらいたい。友達なんていなくていい。ひとりぼっちだったいいんじゃないか。
私の蛭子さんの言葉キーワード
背景説明がないので蛭子さんの意図がよく伝わらないところがあるかもしれません。詳細は本書をお読みください。
- 「絆」をそんなに強調しなくても それぞれができることをやれば良い。
- 「不謹慎、空気を読め」無言の圧力が存在する、いまの日本
- 無言の圧力を感じるのは”群れ”の一員だから
- 食事会や飲み会は私にはむだな時間
- 人は群れると横柄になりませんか?
- 群れにはリーダーがいる..その人が良い人でなかったら..
- 群れの特性は、誰かをいじめたり、便利に扱ったりする
- いじめは集団の”ゆがんだ絆”
- 大きな会社に勤めているだけで威張る人がいる
- 目的のために集まる趣味のグループは楽しい
- 群れない人間は信用できる
- 「友だち」はいらない
- 「つながり」を、必要以上に重く考える傾向がある。
- 自分の世界に閉じこもる内向的すぎるはいけない
- 頭の回転が速く、話上手な外向的な人を否定などしない
- ”Only one”ではなく”one of them”でいたい
- 特別である必要はない、目立ちたくない
- 贅沢品には興味がない。ダサくて良い
- 誰かに「嫌われている」と思ったことがない
- 嫌われないためには余計なことをしない
- テレビに長く出続ける秘訣…それは自己主張しない
- だけど褒められたら嬉しい
- 「個性」は人が判断するもの
- 自分をすごく低く見積もっておく、それが”蛭子流”
- ときに友だちは自由を奪う存在になる
- いま親友でも、いつまでも親友とは限らない
- フリーターはOK, 労働意欲がないニートはNG
- 「悪い孤独」がある、同じくらい「良い孤独」がある
- 妻の死「埋められなかった喪失感」
- 再婚は「本当に自分がだめになってしまいそうだったから」
- 世の中、自殺するより楽なことがいっぱいある
- 愛するひとがいれば本当の孤独はない
本屋で立ち読みして買ってしまいました。良い本です。お読みください。
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