阿久悠の「日記力」を読んで

日記力-『日記を書く生活のすすめ』:阿久悠

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長い人生、私には数ヶ月と続いた日記帳はありません。悲しいことです。それでも数年前までは今年はと思って書き始めたこともありましが、最近はすっかりあきらめていました。

阿久悠の「アンチロマンスタイル」日記

阿久悠は1981年、一冊の革張りの日記帳をプレゼントされたのがきっかけで23年間一日も欠かさずに書き続けたそうです。もういちど日記を書いてみようかなと思わせる阿久悠のルールがありました。

それは、「アンチロマンスタイル」、つまり日々の不快を排除し、自我は出さず、感傷的な記述を極力避けた書き方で、1頁に最大5つまでのニュースと話題を選択することをルールとしています。

自画像を書かなくても、過去の日記を読むと、選んだニュースからその時の自画像が見えるのに気付いたと言っています。作詞家阿久悠の作詞にまつわるエピッソードなど、エッセイとして読める一冊です。

昨日と今日の変化にも疎くなっています。阿久悠のルールをヒントに、書き続けることができる日記のスタイルを考えています。

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日記力―『日記』を書く生活のすすめ (講談社プラスアルファ新書)

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