高校の教科書、参考書は捨てないで!:佐藤優の『読書の技法』

知識の欠損を補う高校の教科書、参考書

高校の教科書、参考書は捨てないで

高校を卒業、受験を終えて”新しい出発だーいまいましい教科書も参考書は捨ててしまおう”と思っている人は多いのではないでしょうか。ちょっと待ってください。蛍光ペンでマーカーした教科書、参考書は捨てないほうがいいと思いますよ。

知識の欠損を補うのが近道

私はあきらめが悪く、この歳になっても頭が良くなる方法を考えている。楽な方法があるわけありません。理解力の速さ、洞察力が劣っているのは”ある知識が欠損”しているからです。頭が良くなるためには、その欠損している知識を補うのが一番の方法のようです。私の場合は、まずは世界史からでしょうか。

佐藤優の『読書の技法』

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佐藤優の『読書の技法』はあいかわらず人気なようで、ビジネスマンが多い丸の内の丸善に山積みされてました。この本の第1部は自身の多読、熟読、速読の読書の技法の公開していますが、第2部で”知識の欠損をどう補うか”について述べています。

冒頭の一部を引用します。

知は基本的に先人の遺産を継承したうえで成り立っている。そのことを理解せずに高望みだけして、難しい本を力業で読んでも、知識はまったく身につかない。読んだ本の知識の土台として必要になるのが、本書で繰り返し指摘している基礎知識である。—–そのときに重要なのは、高校レベルの知識に関して自分がどのような欠損があるかを客観的に認識することだ。

学校秀才型だったビジネスパースンほど、自らに高校レベルの学力の欠損があることを認めたがらない。———-

現実を虚心坦懐に認め自らの欠損を早く埋めた者が最終的に得をする。

高校レベルの教科書と学習参考書で基礎知識をつける

日本の書籍市場では、ビジネス書と参考書の相互乗り入れが、ほとんどされていない。また、大学以上の教育で用いられる書籍と、高校までの学習参考書についても、まったく別扱いになっている。そのため学習参考書(特に大学受験を想定したもの)に蓄積されている優れた知的成果を社会人が用いることができなくなっている。これは大きな社会的損失だ。

《世界史》、《日本史》、《政治》、《経済》、《国語》、《数学》について、具体的に参考書をあげ、引用文を多く紹介しています。

詳細は本書をお読みください。

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