私の大好きな中国の雑誌『知日』

日本の文化、ライフスタイルを紹介する雑誌『知日』

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昨年(2016年)の5月に田舎の秋田に帰った時、テレビのローカルニュースを見ていたら、弘前の斜陽館に取材に来ていた若い中国人記者にインタビューをしていた。『知日』という雑誌の編集者で、太宰治の特集雑誌を作るために津軽を訪れていたようです。インタビューに答える中国人編集者、そして『知日』という雑誌に興味を持った。

『知日』は中国人読者に日本の文化やライフスタイルを伝える月刊誌で、中国で大ヒットしているようです。もう25巻も発行されている。最近は日本でも人気なようで、神保町の東方書店、アマゾンなどでバックナンバーが手に入るようになった。「制服」、「森女」、「明治維新」、「暴走」、「萌」、「手帳最高」、「禅」、「武士道」、「太宰治」などとテーマが面白い。緻密な取材で、マニアックなほどの情報量は日本人が読んでも面白い。

『知日』ー「喫茶店」

神保町の東方書店で「知日」の「喫茶店」を買った。さっそく近くの喫茶店で開いている。日本独特な喫茶店、喫茶店文化を紹介している。たしかに中国には日本のような喫茶店はありません。

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開いた頁にはこんなことが書いてます。

“就让我这么坐着,手边放着一个咖啡杯,一把餐刀,一把叉子。它们的存在是最平白的,不加修饰的,这份寂静是最纯洁的,最美好的。”

女作家伍尔夫这样写道。日本人也在喫茶店感受着这种日常的美好。ーーー

私の翻訳

“私がこのように座り続けていても、手の近くに在るのは一つの珈琲カップ、一本のナイフ、一本のフォークだけ。それらの存在は最も簡素で、なんの飾りもなく、この静寂は最も純潔で、最も美しい。” このように女性作家のヴァージニア・ウルフが書いている。日本人も喫茶店で同じような日常の美しさを感じとっている。

1950年代〜70年代の”純喫茶”について、懐かしいことが書いてある。

1950
香颂喫茶店(シャンソン喫茶)”银巴里”在银座开业,人们可以在离歌手很近的地方听现场演唱。著名艺人美轮明宏曾经到店演出,三岛由纪夫、寺山修司等名人也是“银巴里”的座上客。

美輪明宏が演じていたシャンソン喫茶”銀巴里”、三島由紀夫、寺山修二などの有名人が常連客だった。


1954
歌声喫茶店的名店“灯”在新宿开业,到店客人跟着主唱一起合唱,气氛热烈。

新宿の歌声喫茶”灯”


1955
1955年前后,喫茶店开始 在清晨时段提供早餐服务,客人在点咖啡的同时,还可以点烤吐司、水煮蛋等起享用。日本喫茶店文化中代表性的晨间服务由此定型(モーニングサービス)。

モーニングサービスが始まった。


1964
随着东京奥林匹克运动会的开幕,同伴喫茶店、深夜 喫茶店诞生

東京オリンピックの開幕、同伴喫茶、深夜喫茶が誕生した。


1970
1970年前后,在名古屋出现了漫画喫茶店。店内设有多种杂志动漫书供客人免费阅读。当时进入漫画喫茶的客人都会被记录人店时间,如果在店内滞留超出规定时间会被要求追加点单。

名古屋に漫画喫茶が出現した。


多くの写真が掲載されている。

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