大人の中国語勉強:太宰治の『桜桃』を翻訳

やる気が出ない日は好きな小説を翻訳

オリンピックを前に東京ではコロナ感染者がまた1000人を越えている。それに夏の日差しが厳しくなって、気力が喪失しそうです。そんな時は思い切って面倒な勉強を始めた方が良い。好きな小説の一文の翻訳です。

お手本のは好きな作家、太宰治の『桜桃』です。入水自殺の年に書かれた短編の小説で遺書とも言われています。行き場を失ってしまった陰陰とした背景に色鮮やかな桜桃、最後まで作家ですね。

中国語の勉強のための翻訳です。間違いは大目に見てください。

太宰治の『桜桃』の最後の文を翻訳

子供より親が大事、と思いたい。子供よりも、その親のほうが弱いのだ。
桜桃が出た。
 私の家では、子供たちに、ぜいたくなものを食べさせない。子供たちは桜桃など、見た事もないかもしれない。食べさせたら、よろこぶだろう。父が持って帰ったら、よろこぶだろう。鶴をつないで、首にかけると、桜桃は、珊瑚の首飾りのように見えるだろう。
 しかし、父は、大皿に盛られた桜桃を、極めてまずそうに食べては種を吐き、食べては種を吐き、食べては種を吐き、そして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。

子供より親が大事、と思いたい。子供よりも、その親のほうが弱いのだ。

私の翻訳(勉強のための翻訳です)

 我想相信父母比他们的孩子更重要。父母比他们的孩子更脆弱。
樱桃出来了。
 在我们家,我们从来不给孩子提供昂贵的食物,所以他们可能没有吃过樱桃。如果我把这些樱桃带回家,他们会非常高兴地吃。用一根细绳子把每个樱桃的枝条连接起来,挂在他们的脖子上,樱桃看起来就像一条珊瑚项链
 然而,父亲却无味地吃着盘子里的樱桃,吐出种子。他不停重复地吃和吐,
 心里嘀咕着“父母比孩子更重要”的虚伪话。


私には間違いをチェック校正できるほどの中国力はありません。これが精一杯です。それでも書くと、他の中国語の文章にも関心が深くなります。


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