『夢が勝手にかなう「気功」洗脳術』:苫米地英人著

『夢が勝手にかなう「気功」洗脳術』:苫米地英人著

認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)の苫米地英人が気功師でもあることを知りました。

「夢が勝手にかなう」「気功」「洗脳術」と聞けば「怪しい本?」と思うでしょう。そんなことはありません。「気功」の本質を分かりやすく説明し、誰でも気功を体得できる実践的な本です。

「洗脳」するのは他人ではなく、ガチガチに固定されていた自分自身の「内部表現」を、気功によって、少しづつ「書き換え」て「なりたい自分に書き換える」ということです。

著者が説明している「逆複式呼吸法」、「亀息法」、「行功」、「ぶるぶる気功」、「站椿功」、「大周天」を、あわてず、まず「逆複式呼吸法」から毎日続ければ、早い人だと数週間でで自分の気を感じるはずです。本書でも説明していますが、両手の指を軽く開いて、左右の指先同士を近づけていくと2〜3cmのところで指先に暖かい風のようなものをピリピリと感んじます。それが気です。

私は、20年間毎週土曜日に渋谷の近くにある気功道場に通っていました。本書で説明されている呼吸法とほとんど同じです。「気功」を頭から信じない人がいますが、道場には「武道家」、「スポーツ選手」、「理工系の教授」、「国立大学の医学部教授」、「大手企業の経営者」、「俳優」など、署名な人がたくさんいました。

気の感じ方は人によって違いますが、わたしが「ハッ!」としたのは、道場へ通い始めて1ヶ月くらいの時、何気なく道端の植え込みの上に手あてたら、指先がビッリと感じて、慌てて手をどけました。体が緩み、気が出ると、「植物が発する気も感じることができる」と思っています。それ以来、植物に感じるのがあたりまえになり、人に話すこともしません。

苫米地英人さんは、「気の正体は解明されていないが」と断わり、気のエネルギーについて推論しています。一時「気は遠赤外線である」などという学者もいましたが、私は電磁波関連のエンジニアだったので、遠赤外線、電磁波のエネルギーではないとは思っていました。苫米地英人さんの推論の方がしっくりします。

気は人が潜在的に持っている能力です。それを引き出せないのはもったいないですね。
『夢が勝手にかなう「気功」洗脳術』はおすすめです。

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