『人を操る禁断の文章術」:DaiGo著
神保町の三省堂に山積みされています。さっと読んだら知的生産効率をあげるヒントがありそうです。
この文章術は「きれいな文章を書きたい」、「かっこういい言い回しを学びたい 」など美文のこつを述べた文章術ではありません。メンタリズムの観点から「人の心を読み、人を操り、人を行動させる」ための文章テクニックを述べたビジネス書です。
著者が言っているように、会話と違い、文章は“イメージ操作が容易”、“書き直せる”、“結果を見直して微調整できる”、“半永久的に残る”, “広く配布できる”、などの優位性があります。「人を操れる文章」が書ければ、強力な営業ツールとなるでしょう。
各テクニックの説明に多くの例文が紹介されています。でも、あくまでもテクニックで、実際書くときは、脳からありったけの言葉を絞り出し、推敲するのは自分ですね。
とうだいしゅせ
著書の要点を引用編集
DaiGo流文章テクニックの3つの共通原則
- あれこれも 書き過ぎないこと。
- きれいな文章を書こうとしないこと。
- 自分が書きたいことを書かない。
あれこれ書かない
心を動かすエンジンは相手のなかにしかない
- 「伝わる文章よりも「したくなる文章」を書く
- あえて情報量を少して、読み手の想像力を利用する
- 誰が読むのかを分析、伝えたいことをひとつに絞る
きれいに書かない
きれいで表面的な文章でなく、感情を揺さぶる文章
- あたりさわりのない、きれいな文章はいけません
- 自分の感情を抑え過ぎない
- 人は論理でなく感情で動く
- 話しかけるように書く
- 自分を正当化する人間の心理を利用する
自分で書かない
メンタリズムの本質
- 書くべきことは相手の心のなかにある
- 相手が読みたい内容、言葉を選ぶ
上述の3つの共通原則の基づき、本の2/3は、より詳細なテクニックが紹介されています。
目次だけを紹介します。感情を揺さぶり、人を行動に駆り立てる7つの引き金
- トリガー1:興味
- トリガー2:ホンネとタテマエ
- トリガー3:悩み
- トリガー4:ソン・トク
- トリガー5:みんな一緒
- トリガー6:認められたい
- トリガー7:あなただけの
5つの書くテクニック
- テクニック1:書き出しはポジティブに
- テクニック2:なんどでも繰り返す(同じ言葉の繰り返しではない)
- テクニック3:話しかけるように書く
- テクニック4:上げて、下げてまた上げる
- テクニック5:追伸をつける
宣伝のコピー、本の題名、メルマガなど、目を惹き、揺さぶられる文章が有ります。このDaiGoの文章術に照らし合わせて読んでみるのも楽しそうですね。
Amazon➡️人を操る禁断の文章術
楽天➡️人を操る禁断の文章術 [ メンタリストDaiGo ]
(Visited 289 times, 1 visits today)